目的 | ・TS16949に対応した品質保証ジステムを構築して製造品質を向上させる ・顧客クレームの減少 ・製造品質の向上 |
問題点 | ・TS16949に関しての知識向上 ・TS16949の要求事項を理解できる人材の育成 |
全体のコンサルティングで必要な項目を整理しました。( )内の数値は,必要な時間です。 |
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3.コンサルティングの概要
全体のコンサルティングで必要な項目を整理しました。( )内の数値は,必要な時間です。
1)TS16940規格要求事項の解釈
@TS16949本文(TS16949固有要求事項)に関しての説明(2.0日)
A設計・開発に関しての要求事項の説明(0.5日)
・規格要求事項の説明(デザインレビュー,検証,妥当性確認)
・設計FMEA,工程FMEAの説明
BAPQP(0.5日)
CPPAPの説明(0.5日)
DSPC(統計的手法)の説明(2.0日)
・ヒストグラム
・散布図
・管理図
・不良率,工程能力の計算
EMSA(測定機器の管理)の説明(1.0日)
2)TS16949に対応したシステムの構築
@付属要求事項対応の手順書(「TS16949マニュアル」)作成(2.0日)
・ISO9001に付加して記述されているTS16949の部分だけを記述した品質マニュアル
A個別要求事項に対しての規定,手順書作成
・新製品開発規定,FMEA実施手順書(1.0日)
・契約(PPAP)手順書(1.0日)
・統計的工程管理(SPC)手順書(1.0日)
・計測器評価(MSA)手順書(1.0日)
3)従業員を対象とした品質管理教育
@グループリーダーの教育(上記1),2)で実施)
・各部門のグループリーダーを対象にTS16949,品質管理の基礎知識を植え付ける
A一般作業者の教育(坐学1.0,小集団0.25×6回)
・現場の作業者,検査員を対象にして,ISO
9001で守らなければならない事項と品質管理上覚えていなければならない事項に関して教育する→小集団活動と坐学により実現する
・技術,品管部門の全従業員を対象に品質管理の知識(QC七つ道具)とISO
9001の最低限の知識を教育する。
4)クレーム低減の改善能力向上指導
@テーマ別の改善指導(技術力向上)(0.25×6回)
・めっき装置の加工を取り上げて,治具の加工,めっき製品への転写の関係を解析して,めっき精度の向上を行う。この改善には,品質工学の手法を利用して,加工のばらつき,製造条件のばらつき,加工部品のばらつきをなるべく吸収できる条件を探しだす。
Aクレーム低減指導(0.25×6回)
・これまでに顧客で発生したクレームをパレート分析して,大きな3要因を取り上げて,この改善活動を全社で展開する。
4.コンサルティングの計画